海松貝(みるがい) 正式名はミルクイ。緑藻の一種のミルが、ミル貝の長く太い水管に着生して、まるでミル貝を食べているように見えることから、 この名がある。鮨ネタとして使うのは水管の部分。皮をむいて湯通しして握る。 味は上品な甘味があり、きれいな白色で歯ざわりもよいので、貝好きにはたまらない。 主産地は瀬戸内海と有明海。 冬から春にかけて。夏場のものは味が落ちる。